特別支援教育(3) やっと会話ができました!


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特別支援教育で見守る子は、支援員の間で交代して見守ります。

ある子は、信頼または少なくとも知っている人間とでなくては心を開かない。口もきかない。

僕はその子の見守りに付きましたが、これまでは話しかけても、返事一つくれませんでした。

今日もその子の担当となり、また、一方通行の
話しかけになるのかなと思いながら接しました。

ただ今日はまずその子の行動を認めるところから始めよう。
正しい行動を指示することは、よほどのことがあるまで我慢しよう。
と方針を決め対応しました。

相変わらず授業中は手遊びを始め、自分の世界に入ります。
これまではその段階で、先生の話を聞くように注意をしました。

いつもはたいてい 「ちょっと待って!」などという反応。
しかも独り言のような口調で、僕の行動に対する対応とも違う口調です。

今日は その子の多少の手遊びは 他の子どもたちの妨げにならない間は 放任することにしました。

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その子が
絵を書き始めたときには、僕はその絵に関心を示し、絵の内容について質問したり、絵の出来具合について褒めたりしました。
うなづいてくれる程度の反応を得ました。
うなづくということは、こちらの存在を認めてくれたということです。
僕は少し嬉しくなります!


そんなことを一日繰り返しながら
時には その子の体調を気遣う質問をしたり
具合関心悪そうな時には、いつでもトイレに
行って良いことを促したりしました。
また、国語の書き取りのときは、黒板を見ながら書き取った字を褒めると、少し得意そうな様子でした。

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そうやって過ごした日も終わりに近づきます。
その日の最後の授業も終わりに近づいた時、
その子が僕に近づいてきます。

僕に向かって
「先生」 僕は、「あ ハイ!」
「喉 乾いた。お水 飲んでも良いですか?」
「あ いいよ!(汗)」
と初めて こちらに正対してくれたのです!

プチ感動です!
何か一気にその子との距離が縮まったような気がした一日でした。